1万円で過ごす豊かな時間
久しぶりにスクラップブックを見返していたら、今の自分が求めている記事を見つけました。
おそらく30年くらい前のものなので、元の雑誌が何だったのか、テーマが何だったのかもわかりませんが、推測するに「1万円で1日を楽しむ方法」みたいなことだと思います。
切り抜いていたのはヘア&メイクアップアーティストの宮森隆行さんのもので、
「時間をゆったり使えば、1万円でも十分に一日を楽しむことはできるはずです。
例えば休みの日。朝はきちんと起きて、午前のうちに気になったアーティストの写真展を見に出かけます。そこでその写真家の写真集を買って、帰りに目についたCD1枚と、おいしいお茶とお茶菓子を買う。これでほぼ1万円くらいになると思います。
それから３時頃にはもう部屋に戻って、買ってきたCDをかけて写真集を眺めながらゆっくりとおいしいお茶を飲む。こんなゆったりした時間を過ごすために使う1万円は、とても充実した気分にさせてくれるのではないでしょうか」
今改めて読んでも、素敵なお金の使い方だなあと思います。
何も特別なことをしなくても、時間をゆったり使えば豊かな気分が味わえる。
その時間はとても贅沢で、1万円以上の価値が生まれます。
フルタイムで働くようになって、時間がとても貴重なものになりました。
休みの日であっても、丸一日を自分のためだけに使うことができない今、少ない時間で豊かに過ごせるように、時間の使い方、お金の使い方を改めて考えなおしていかなければと思っています。
小津安二郎生誕115年の特集映画を見た後、極上のお茶と老舗和菓子店で上練り切りを買って帰り、DVDをゆっくりと鑑賞。
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