大きな家で小さく暮らす

暮らしのサイズダウンを綴っていきます。

十五夜のしつらい

深まりつつ秋の頃、夜空にはとりわけ美しい月が冴え渡ります。

古くから先人は月の満ち欠けで月日を知り、農作業や漁業の指針としていました。
常に月は人々の暮らしとともにあり、その暮らしを支えるものだったのです。
そして月を信仰の対象とし、節目節目に収穫への感謝や次の豊作への祈りを捧げていました。

十五夜とは旧暦の8月15日の夜のこと。
この日は中秋であることから、十五夜の月を中秋の名月というようになりました。

月見の風習は平安時代に中国から伝わり、貴族の間で行われるようになったのが始まりとされています。

京都の桂離宮には月見台といって、月を見るためのスペースがあります。
池に向かってせり出すように作られているその場所には屋根はなく、中秋の名月が正面に上がってくる方位設定になっているとのこと。
きっと、夜空に煌々と輝く月、そして池にたゆたう月を愛でながら歌でも詠んでいたのではないでしょうか。
風雅ですね。

また、十五夜の頃には芋類の収穫が行われることから、別名「芋名月」ともいわれ、里芋やサツマ芋をお供えします。

今年の十五夜は9月24日。
秋の夜長に月を愛でながら想いを馳せる、、、
いつまでも大切にしたい美しい風習です。

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