樹木希林さんは元祖ミニマリスト⁈
昨年、あっけなく天国へ逝ってしまった樹木希林さん。
強烈な個性は演技の中だけではなく、その私生活に至ってもとてもユニークなものでした。
そんな樹木希林さんの珠玉のことばがつまった『一切なりゆき』(文春新書)では、樹木希林さんの意外な面が溢れていて、こんな風に年を重ねることができたら素敵だなあと、しみじみと感じました。
樹木希林さんの所有の靴は、なんと3足‼︎
そのうちの一つは長靴で、しかも業務用。
洋服も自分で買ったものはほとんどなくて、人からもらったお古を自分で着やすいようにリメイクして着ていたそうです。
「モノを持たない、買わないという生活はいいですよ。部屋がすっきりして、掃除も簡単。(中略)暮らしがシンプルだと、気持ちもいつもせいせいとしていられます」
さらに驚くのは、もらいものは洋服だけではなく、友人の亡くなったご主人の股引やステテコまで‼︎もちろん男性用です。
「だから私の下着はみんな前が開いてるの(笑)」
大人気女優であった樹木希林さんは、きっと超多忙の毎日を送られていたことでしょう。
日常生活では手を抜くことが一番と、徹底してものを増やさず無駄を出さないために、買わない暮らしを実践されていました。
「年をとると、メガネだけでも何種類も増えるでしょ。そういうことをなくしてなるべく使うものを減らす。何かと何かを兼用できるとか一生懸命考えて、思いついたときはもう最高に幸せ(笑)。不自由?もちろん不自由でしょうよ。不自由なものを受け入れその枠の中に自分を入れる。年をとるというのは、そういうことです」
樹木希林さんは「ミニマリスト」ということばが生まれるずっと前から、持たない暮らしを送られていた元祖ミニマリストだったのです。
今年は私も買わない暮らしを徹底するつもりなので、くじけそうになったらこの本を開いて樹木希林さんに喝を入れてもらおうと思います。
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