猫のこと
我が家に猫がやって来たのは今から4年前。
前のブログで少し触れた2月に受けた国家試験の受験資格を得るために、通信制の大学に入って間もない頃でした。
スクーリングに行くために駅へ向かっていたとき、通り道にある動物病院の窓辺に、プラスチックの引き出しに入れられた生まれたばかりの仔猫が三匹、体を寄せ合いスヤスヤと寝ていました。
そして、その窓辺には「里親募集」の貼り紙が。
私は仔猫たちから目を離すことができず暫く見つめていましたが、時間が迫ってきたので後ろ髪を引かれる思いでその場を去りました。
その日は仔猫たちのことが一日中頭から離れず、講義にもまったく身が入りませんでした。
帰りにまた動物病院に寄ってみると、すでに2匹の里親が決まっていました。
残るは1匹だけ。
私は居ても立ってもいられず、すぐ夫に電話をして「猫を飼いたい」と訴えました。
夫は突然のことに驚いていましたが、とりあえず明日見に行ってから決めようと言ってくれました。
そして翌日。まだヨチヨチ歩きの仔猫を抱っこさせてもらった夫はすでにメロメロ。すぐさま里親を申し出ました。
それまで私は猫は好きでしたが、飼うつもりはまったくありませんでした。
なぜなら、インテリアが乱れるから。
あれを壊されたら、これを傷つけられたら、花だって飾れなくなるし。
ペットのためにこれまで築き上げてきたこだわりのインテリアを壊されるのは、まっぴらごめんでした。
猫は猫カフェで十分。
家で飼うなんて全くもって想像だにしていませんでした。
なのに、なぜかあの時だけは、、、
あの日から4年。
大学のレポートが書けず苦しんでいたときも、
実習がきつくて辛かったときも、
そして、あの殺人的な受験勉強で倒れそうだったときも、
いつも、いつも、私のそばにいて励ましてくれました。
今考えると、
こうしたたくさんの試練を乗り越えるために、きっと神様が巡りあわせてくれたのではないかと思うのです。
今、あらためて心から感謝したい。
さつき、
ウチの子になってくれて本当にありがとう。
これからもずっとずっと一緒にいてね。
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